駐車場防水工事はまず劣化防水層の撤去を「撤去会社」が行い、そのあとで「防水工事会社」が防水工事を行うのが一般的です。
既存の劣化した防水層を撤去するためには、石のように固い層を削り剥がすための設備が必要であり、多くの防水工事会社ではそのような設備までは保有しておらず、撤去は撤去専門会社に依頼するのが一般的なのです。
しかしこの方法だと、撤去が終わってから防水工事を施工するまでの期間に雨が降ってしまったり、撤去時に防水工事のことまで考慮されずにただ壊すだけだったりと、いくつかの問題が発生する可能性があります。 後に不具合が生じたときに、どちらの会社に責任があるのかが明確にならないケースもあるでしょう。
この「撤去工事」と「防水工事」を同一会社が行う事で、タイムロスのない効率の良さと責任ある施工体制により、高性能な防水工事を行うことができます。
タイプ |
撤去会社と防水工事会社が別々
(一般的な駐車場防水) |
「撤去+防水工事」を同じ会社が行う場合 |
メリット
○
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撤去会社や防水工事会社は数多くあるので、複数会社から見積や提案をしてもらえ、比べることができる。 |
職人を揃えてからの天候悪化による延期など、時間・作業におけるロスを削減。
撤去時から、防水工事を行いやすいように
配慮もできる。 |
デメリット
×
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天候などの影響によりスケジュール遅延が起こりやすく、撤去してから防水工事までにロス時間が発生する懸念がある。
問題発生した時に、どちらの責任なのか調査に時間がかかる。 |
撤去工事と防水工事では必要な技術が異なることと、両方の設備を揃える必要もあるため駐車場防水を専門に行う会社でないとなかなか対応できない。
そのような工事会社を見つけるのが困難である。 |
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